射撃のオランダ代表ジュニアチームに選抜されたニンケ・ペレブームは、エムウェーブとハートマス技法を用いることで著しい成功を収めています。射撃は心拍が非常に重要なスポーツです。それは、競技者がライフルの照準を合わせているとき、心拍に集中し、拍動と拍動の間を見計らって、射撃は実行されるからなのです。
ニンケ・ペレブームは、16歳の時には、オランダ国内ではそれほど活躍していませんでした。女子競技では400ポイントが最高ですが、平均は380-385ポイント程度でした。
国際競技会クラスでの優勝者は、396-400ポイントであり、トップジュニアでは393-397ポイントです。ニンケの成績は同じようなところで伸び悩んでいました。
2002年の終わりに、ニンケはハートマス技法とエムウェーブを使い始めました。2週間で、彼女は著しい躍進を遂げたのです。
なんと彼女にとって初めて390ポイントを達成したのです。そして国内大会で複数のメダルを獲得しました。2004年には、彼女は平均で390ポイントを超える成績を残し、何度も396ポイントを達成しました。
これは国際レベルでのトップ選手に匹敵します。
毎日、ニンケはエムウェーブを使ってトレーニングをしています。コヒーレンス技法が一番のお気に入りです。彼女は非常に心を静め、そして集中することができます。
エムウェーブは、彼女の体の状態を見えるようにします。彼女は、最大パフォーマンスを発揮できる状態に突入するために、エムウェーブでその状態を確認することができるのです。
次回のオリンピックでは、きっとニンケの勇姿を見ることができることでしょう。
【コヒーレンス技法】
ハートマス財団によって開発されたメンタルトレーニング技法です。呼吸法や瞑想などのテクニックを融合し、人間の生理的メカニズムに基づいて、短時間で「コヒーレンス」に入ることを可能にします。
【手順】
①心臓周辺に意識を向ける。難しい場合には胸に手を当てるだけでもよい
②心臓周辺から空気が出入りしていることをイメージしながら、
ゆっくりと4秒間隔で深呼吸をする
③上記の心臓呼吸を続けながら、家族や友人などへの「感謝」「愛情」
「いたわり」などの感情を思い浮かべる
上記を1-5分間継続する