【FAQ】受験生からの質問

約10日、エムウェーブを試用してみて、いくつか疑問点が出てきました。

まず、私の使用目的を話しておきますと、一番の購入動機は「受験対策」です。今、私は法科大学院に通っており、来年の5月に新司法試験を受ける予定なのです。この試験は今年から始まった全く新しい国家試験なのですが、以下のような理由から、かなりプレシャーのかかる試験です。

①法科大学院を卒業しないと受験できないので、時間とお金がかかっている。
②なのに合格率は20~30%である。
③しかも3回しか受験できない(もちろん試験は年に1回しかありません)

試験内容も、時間との戦いの要素が強くあり、同じ実力の持ち主でも、どれだけ集中できるかにより、出来不出来がかなり左右されそうです。そこで、私は以前から、自分がかなりあがり症であることもあり、メンタルトレーニングといった分野にはかなり関心を持っていたのですが、ネットでエムウェーブを知り、「試験で実力をなるべく発揮したい」との思いから、購入した次第です。

本題に入ります。

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【質問①】
単刀直入に言うと、エムウェーブのスコアが精神状態を本当に反映しているのか、ということです。というのも、どうもグラフを観察していると、基本的には、息を吐いているときは下降し(心拍数が下がり)、息を吸っているときは上昇するという傾向があります。グラフが綺麗な波を描けば、緑になるので、規則正しく深呼吸すると簡単に良いスコアになってしまうのです。

【回答】
エムウェーブは、心拍変動(HRV)を測定することで、「生理的コヒーレンス」レベルを判定しています。これまでの研究調査からは、HRVパターンは、心理状態(感情状態)との「高い相関性」が分かっています。

ただ、HRVパターンは、呼吸との「高い相関性」も指摘されています。規則正しい呼吸を繰り返すと、生理的コヒーレンスは高まり、スコアも上がります。ですから、ここはご指摘のとおりです。素晴らしい観察力に頭が下がります。ただし、呼吸だけではないのも事実なのです。後ほど解説します。

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【質問②】
主観的にはかなりイライラしていても深呼吸さえちゃんとできれば良いスコアが出ますし、主観的にはかなりいい気持ちだなと思っても、呼吸をいいかげんにしていると、あんまりいいスコアは出ません。もし、この通りだとすると、精神状態を可視化する道具とはいえないと思うのです。これは私の思い込みにすぎないのでしょうか?

【回答】
先述のとおり、思い込みではなく、別の要因もあるということです。

肯定的感情(とくに、感謝・いたわり・愛情など)と生理的コヒーレンスは、高い相関関係にあります。このような肯定的感情にいるときには、呼吸をコントロールしなくても、生理的コヒーレンスが達成されるのです(心拍変動パワースペクトラム解析グラフで「0.1Hz」に集中するのが特徴)。

ハートマスでは、そのような肯定的感情によって生起された生理的コヒーレンス状態を、「心理生理的コヒーレンス」と呼んで、生理的コヒーレンスと区別しています。そして、この「心理生理的コヒーレンス」こそが、私たちの体のバランスを正し、エネルギーを高め、パフォーマンスを向上させる源泉になると主張しているのです。

ハートマスは、コヒーレンス法を、この「心理生理的コヒーレンス」が比較的簡単に達成できるテクニックとして推奨しています。前述のとおり、呼吸はコントロールしなくても、生理心理的コヒーレンスは達成できますが、呼吸を「コントロールする」ほうが、生理心理的コヒーレンスは達成しやすいのです。なぜなら、呼吸によって、肯定的感情を導き、維持しやすいHRVパターンが生まれるからです(私がハートマス・メソッドを気に入っているのは、実はこの部分です)。

残念ながら、エムウェーブでは、「生理的コヒーレンス」と「心理生理的コヒーレンス」を区別できません。また、それを区別できるシステムはまだ存在しません。

これまで実践されてきたように、呼吸だけでも好スコアは出せますし、それでも十分に生理バランスは整いますが、できるだけ「心理生理的コヒーレンス」の達成を目指してトレーニングしてください。Y.S.さんの場合、規則的な呼吸をしながら、試験に合格した自分をイメージするのも、非常に効果的なやり方だと思います。

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【質問③】
前にも書いた通り、レベル2で100、レベル3で95以上、ただレベル4だけはあまりよいスコアは出ません。レベルによって何が違うのかも教えていただきたい。

【回答】
簡単にいえば、チャレンジレベルが高いほど、「HRVパターンの規則性」の基準を厳しくしているのです。つまり、チャレンジレベルが高いほど、より微妙な乱れが、HRVパターンに現れたときには厳しく採点し、スコアを下げているのです。この微妙な乱れは、呼吸だけでなく、心的状態や思考によって生まれると考えられます。

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【質問④】
3点目は、単純な質問です。ここぞという時に実力を発揮できるようにするためには、具体的にどういったトレーニングをしたらよいでしょうか?ホームページを見る限りでは、エムウェーブを用いて集中できる感覚を身体に覚えさすといった感じでしょうけど、少し曖昧です。

【回答】
質問は単純ですが、返答はとても難しい質問です。多くのスポーツ選手や、多くのメンタルトレーナー・コーチが取り組んでいる課題ですが、正直、だれも簡単に返答できませんし、人それぞれ異なると思います。

鍵となるものの1つは、「繰り返し」です。それによって、何か感じるものが出てくるはずです。エムウェーブは、そのフィードバック機能により「繰り返し」を飽きずに行うことを支援してくれるはずです。そして、その「繰り返し」によって、集中している感覚を身体が覚えていくのです。曖昧に聞こえるかもしれませんが、これは実体験して頂くしかありません。

話はそれますが、「ここぞという時に実力を発揮できなければ合格できない」というような思考が強いと、それがプレッシャーとなって、本来の思考力を抑制してしまう可能性があります。そのような思考から頭を解放し、試験問題に集中することができるようにするには、(一見遠回りのように思えますが)意識を身体に集中させることなのです。その結果、生体バランスが改善し、それが脳にフィードバックされ、思考力が高まるのです(フランス式「うつ・ストレス」撃退法88ページの図をご参照下さい)。

さらに、司法試験のような「長丁場」の試験に取り組む場合、大切なのは年間をとおしてメンタル(気分・やる気など)の「起伏」を安定させることにあると思います。エムウェーブを地道に行うことで、曖昧な言い方ですが、起伏そのものを高いところに押し上げたり、起伏の幅を小さくしたりすることが可能だと考えます。

メンタル(気分・やる気など)は、脳だけが生み出すのではなく、体と脳が協働して生み出すというのが最新の知見です。

エムウェーブでメンタルトレーニングを地道に行って、来年の新司法試験に合格した際には、是非ご連絡下さい!

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