国内導入例 歯科医

国内導入例 歯科医

国内専門家のエムウェーブPC活用例
~ 口臭症・顎関節症に活用する歯科医からの報告

私は名古屋市で開業しているオオヤ歯科医院の院長です。オオヤ歯科医院では、約3年半前から口臭外来、顎関節症外来などの特殊外来を開設しています。

日々の臨床において、情動ストレスへの自覚管理が大切であると痛感していました。そんなおり、インターネット検索により、エムウェーブPCの存在を知り、今春、当院にて導入となったものです。

ストレスと口臭について

当院の口臭外来を訪れる患者様は、所謂、世間で思われている歯周病や虫歯、もしくは全身疾患から由来する病的口臭のイメージが強いと思われがちですが、7~8割は、日常生活に感じる生理的口臭や食後の臭いに悩まれています。また患者様の中には、社会ストレスが自律神経系統の不具合を引き起こし、ドライマウス(口腔乾燥)として、口腔内の不快を自覚されているケースも少なくありません。

明らかな病的口臭と診断される場合でも、「臭いへの指摘」をきっかけにし、対人面での緊張や不安を併発されるケースも少なくないのです。

ストレスと顎関節症について

別の外来を開設している顎関節症は、以前は、咬み合わせが主たる原因と認識されていましたが、これまでの研究から、現在は、咬み合わせは主たる原因では無く、様々な身体的、心理的因子により引き起こされる事が解明されており、咬み合わせが主たる原因であると云う考えは、現在、懐疑的となっています。

むしろ、情動ストレス、悪習癖などが、顎周囲筋や顎関節に過剰な負担を引き起こし、筋スパズムや筋の疼痛を引き起こしていると言う考えが主体となっています。

歯科医療と生物心理社会モデル

私は、口臭症、および顎関節症は、近年、病気の生物心理社会モデル(biopsychosocial model)の典型的な疾病と考えています。このモデルでは、心理的要因ならびに社会的要因は、病気の発症や経過、予後のすべてにわたって鍵となる役割を果たすと考えるものです。

このモデルは一般歯科医療でも該当すると考えられます。歯科患者様が訴える、虫歯や歯周病も、日常生活での多忙による口腔内ケアの怠りや、ストレスによる自律神経系や免疫系の不具合により、口腔の疾病の進行を早めることは、今日広く知られております。

このようなことから、私は、口臭症、顎関節症を含めて、医療を生物心理社会モデル的な側面で捉え、患者を援助して行く必要があると考えています。心理カウンセリングを勉強しているのも、このような理由からです。

バイオフィードバック療法

さて、生物心理社会モデルにおける代表的な治療法の一つとして、バイオフィードバック療法があげられます。

バイオフィードバック療法とは、日々の情動ストレスによって起こる身体の変化を、モニターの数値などで自覚し、その情動的ストレスとして起こる身体変化を自ら管理出来るように訓練していく療法です。

バイオフィードバック療法は、医療界では、補助的療法と考えられていますが、情動ストレスによるドライマウスや顎関節症には、医療者ができる治療行為には限界があります。このため、医療者の最終目標は、患者様自らが、口の渇きや顎の痛みを引き起こさないよう管理し、もし引き起こしてしまった時の速やかな対処法を学んで頂くことです。

医療者はあくまでも、それを補助する事が目標であるため、これらの疾患に関しては、バイオフィードバック療法が治療の根幹をなすともいえます。

日本でバイオフィードバック療法が普及しない理由

しかし、日本の個人開業医において、このバイオフィードバック療法を用いる時、幾つかの問題点が生じます。

  1. 1,バイオフィードバック療法に用いる機器自体は非常に高価であるため、導入するのにかなりの経費が掛かる
  2. 2,日本の保険制度において、保険適用では無い
  3. 3,バイオフィードバック療法を学ぶには専門的な知識が必要であるため、容易な導入が難しい。

などです。

エムウェーブPCにおける、ハートマスが提唱するコヒーレンス法は、非常に容易に、特別な訓練も必要なく、日々の日常生活の中に取り入れることが可能である事と、個人の開業医における限られた診療時間内に、クライエントに説明し、今日から取り入れる事が可能であるという、優れた長所を持つと感じています。

「感情の癒し」に感動

また、コヒーレンス法における、愛情、共感などのポジティブな思考を利用した呼吸を伴う感情への癒しにも繋がる部分に、私自身共感を覚えました。

医療の現場では、つい忘れがちである「感情の癒し」は、疾病を抱える不安を持つクライエントのほとんどが何らかの形で望んでおり、その反映として、西洋医学がどれほど発展しようとも、鍼灸、指圧、漢方などの代替医療が、望まれ続けている証拠と考えています。

独自の工夫

オオヤ歯科医院では、エムウェーブPCを活用するコヒーレンス法の実践の前に、事前のポジティブな感情導入を推進するための「独自の工夫」を凝らしています。PC画面から厳選した10分ほどのショートプログラムの環境動画を患者様に見せ、聴覚と視覚をとおして、コヒーレンス状態を作り出しやすくし、より速やかなコヒーレンス状態を作り出す事が可能であることを理解していただくのです。これは、患者様へ、取り組み易さや、ポジティブな感情への自信を得る方法として、工夫しているものです。

所見

オオヤ歯科医院において、エムウェーブPCを用いた簡易型バイオフィードバック療法は、口臭や顎の痛みなどを主訴とする患者様に対して、症状を患者様自らが管理できるようになるために、必要不可欠なものとなっています。また、疾病を生物心理社会モデルとして包括的に捉えたうえでの、「プラスαとしての癒し」として利用することも充分可能です。今後、アロマのような芳香療法や音楽療法などの臭覚や聴覚へのアプローチも併用し、よりポジティブな感情へのアプローチによる訓練の効率化を検討していきたいと考えています。

オオヤ歯科医院 大矢 浩登

http://oyadental.jp/index.html
http://www3.starcat.ne.jp/~oyadent/

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